聖書の中“アロマ”

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聖書の中“アロマ”

聖書の中“アロマ”

紀元前3000年頃の古代エジプト人は、植物性の薬品と芳香の植物の価値を認めていて、医療の目的や化粧品のために精油(エッセンシャルオイル)を既に使っていました。 一番最初のものは、線香でこれは、古今東西日本で中国でも、宗教行事に使われていました。古代エジプト人は、香料をパウダー状にしたものや香料を身体に塗ったり、また水や、ワインにいれたりもしていました。香料や精油は、霊魂を沈静化させ、浄化作用があるということで、スピリチュアルな領域に活用されていたようです。香油は、化粧品の主成分でした。ローズやハーブをミックスして香水にしたり、お風呂の入浴剤としてもたのしまれました。他に防腐剤として、医薬品として幅広い用途に用いられていました。 古代世界では、今よりもずっと自然の植物の力を信じ、頼っていたのですね。 聖書には香りに関する記述が数多く出てきます。 嗅覚は人間にとって根源的な感覚の一つであり、香りが精神や肉体にもたらす効果は、原始キリスト教の時代から認識され、重要なものとされてきました。 いくつか、例を挙げて見ましょう。

【乳香】

中東原産。カンラン科の植物。カシニュウコウジュの樹皮から採取した芳香ゴム樹脂。樹皮に傷がつくと透明の樹液が出て、空気に触れると固まり淡黄色になる。古代は、没薬と共に黄金に匹敵するほどの貴重な香りだった。 今でも宗教的な儀式に乳香は使われています。 ※イエス様がお生まれになった時、東方からやってきた博士達が持ってきた献げものとして“没薬”とともに有名。

「家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」
(新約聖書 マタイによる福音書2章11節)

【没薬】

別名:ミルラ。中東原産。カンラン科没薬木から、乳香と同じ方法で採取された樹脂。宗教儀式や病気の治療、身分の高い人々の香油として使用。また、焚いて香らせることにより、邪悪なものを追い払うと言われていた。衛生設備の悪い時代、消臭や消毒殺菌、伝染病の予防の役割にも用いられた。古代エジプトでは、ミイラ作りには欠かせない香料。博物館のミイラからは今でも「没薬」が香ると言われている。

「あなたの衣はすべて ミルラ、アロエ、シナモンの香りを放ち 象牙の宮殿に響く弦の調べはあなたを祝う。」
(旧約聖書 詩編45編9節)

【ナルド】

インド原産。オミナエシ科植物ナルドスタキス・ジャタマンシーという植物の根から抽出した香料をオリーブ油でのばしたもの。(日本ではこの根の部分をお香の原料として使用してました。) 香りはウッディーの香り、嗅いでいると段々、落ち着きを与えてくれる不思議な香り。殺菌効果が強く皮膚病や頭皮に良い。関節炎やリュウマチの治療薬としても使用。この香料は現在でもスパイクナルドの精油として入手することができる。 ※この時イエスは受難を前にベタニアという所に住む、マルタとマリアという姉妹の家で食事をしていた。イエスの覚悟を悟っていたマリアはナルドの香油で歓迎の気持ちをあらわすと同時にイエスを慰めたと解釈されている。香油を体に塗るということはひとつの身だしなみであり、同時に死者を葬る際の当時の慣わしだった。

「その時、マリヤは高価で純粋なナルドの香油一斤を持ってきて、イエスの足にぬり、自分の髪の毛でそれをふいた。すると、香油のかおりが家にいっぱいになった。」
(ヨハネによる福音書12章3節)

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